やるべき事もなく、手持ち無沙汰なので、
心に移りゆくBacklog遍歴をそこはかとなく書きつづって行こうと思います。

私がBacklogに出会ったのは6年くらい前になると思います。前の会社で使い始めたのが最初です。

導入期

Backlogをはじめに見たときは(面倒くさそうなツール使うことになったな)と思いました。Backlogは初見は機能が多くて面倒くさそうなツールに見えますもんね。

あとは、メールも多くて導入初期は嫌いになります。(笑)

初期

使っているうちに、プロジェクトという単位でタスク管理できることはもちろんのこと、Wiki、ファイル共有、Gitなど仕事で必要なツールが全部付いていることと情報が散らばらないことの便利さを感じていきました。

Backlogを使ってない場合の問題点

  • 他の会社とやりとりしていると大きいファイルをメールでやりとりできなくて、新しくサービスを使うことになります。しかも、別の会社は別のサービス使っていたりして最終的にはわけがわからなくなりす。これはセキュリティ的にもよくないですね。
  • メールでやりとりしていると、ただ一点「ここってこうですよね?」と聞きたいだけなのに「○○社の内田です。いつもお世話になっております。「ここってこうですよね?」 以上 よろしくお願いいたします。内田」という風に大変冗長になります。そして帰ってくるのは次の日だったりイライラはつのるばかりです。
  • ソース管理するときに、自前でSubversionを立てたりGitサーバーを立てたりしていると、サーバーの担当者が退職するなどしたときにメンテの引き継ぎなど出てきます。最悪の場合、過去の案件をとってきたけどそのソースは停止したサーバーに入ってるなんてこともあります。

中期

使っていくうちに、マイルストーンで課題管理していくことの良さや、バーンダウンチャート、課題の一括編集、Gitでコミットメッセージに#closeなど入れると課題がクローズする、など細かい機能を使いことなしていきます。

社内では私はBacklogのこれを知っている感を出していくようになります。(Backlogは隠れ機能が結構多い)

他にも次のような強みを持っています。

  • メールで課題登録(ちょっとした手順で受信したメールを課題化できます。) -> 詳細
  • Android・iPhoneアプリをリリースしています
  • 充実したWebフックがあるので色んなツールと連携できます -> 詳細
  • 充実したAPIがあるので作ろうと思ったものはだいたい作れます -> 詳細

倦怠期

この頃になるとBacklogは生活に一部になります。朝きたらBacklogを見ることが当たり前で、仲間が通知しているのに気づいていなかったら驚かれるレベルです。

ただ、ここまでくるとBacklogの嫌なところも見えてきます。

例えば、深夜に仕事してコミットするとタイムラインにその情報が入っちゃって、隠れた努力(美しさ)が深夜作業になってしまいます。これは管理されてる感があってストレスが出てきます。

時には、仕事も終わり家でテレビを見たりしてリラックスしているときにBacklogから通知が来ると(なんやねん!)感は出てきます。残念ながらBacklogからの通知はほぼ確実に仕事の通知なのです。

そして、今でもこれらの問題は解消されていないです。(解消したいですね。)

開発者初期

3年半前に、転職しBacklogを開発している株式会社ヌーラボにジョインします。

今まで使っていたものを開発する側になり違和感あるかなと思っていたんですが、全然ありませんでした。ただ、入社する前はBacklogは完璧だと思っていたのに、中に入ってみるとトラブルが結構多いんだなと思いました。(まぁ、そのトラブルを頑張る側になっていくわけですが・・。)

開発者初期、私は、Redmineというプロジェクト管理ツールからBacklogにデータを移行するツールの作成を研修としてやることになりました。これが研修?というくらいでかいプロジェクトで1ヶ月やる予定が半年かかりました。 -> 詳細

開発者(初期から現在)

Backlogチームにジョインしたあと、私は、開発者チーム、サポートチーム、SREチーム、エンタープライズ版チーム、Nulab アカウントとの連携チーム、サービス安定化チームとなぜかチームを転々とします。

この頃に要望が多かったためBacklogからBacklogへの移行ツールを趣味で作成します。(これはなかなか好評でした。) -> 詳細

そして、現在もBacklogチームでサービス安定化に勤めています。

私が思うBacklog

Backlogはプロジェクト管理ツールなわけですが、使う側はプロジェクト管理に全く興味ない人も入れば、全力でプロジェクト管理する人もいます。例えば全く興味ない人はただ仕事をやりたいわけであって、期日や工数、課題詳細などはとりあえずあとでいいわけです。(***こまけえことはいいんだよ***ということです。)ただそういう人たちにとってもWikiやファイル共有、ソース管理などは魅力的なわけです。また、プロジェクト管理を全力でやりたい人たちは課題の件名の書き方や課題詳細の書き方などすごくこだわりがあります。今のBacklogはこの人たちが一緒に仕事できるいい感じのツールになっていると思います。(もちろん十分とは言えませんが。)

いずれにしろ、Backlogは仕事を楽しくするためのツールなので、よりそうなっていければと思います。

BacklogWorld 2019

最後に宣伝になるんですが、BacklogWorldというプロジェクト管理に関わる全ての方のための祭典が2019年もあります。去年私はスタッフとして参加したので全部は聞けてないのですが、普段聞けないプロジェクト管理についてのお話が聞けて楽しかったです。確かによく考えたら「あなたのところのプロジェクトうまくいってる?」とかなかなか聞かないですからね。

ということで、よそのプロジェクト管理がどのようにしているのか、果たしてうまくいってるのかなど聴きに行きたい人にはちょうどいいと思いますので気軽に参加ください。

プロジェクトマネジメントの祭典 Backlog World 2019 申し込み受付開始!

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